白夜行 (集英社文庫)

白夜行 (集英社文庫)

第一印象が『辞書!?』ってくらい分厚い本なんだ。まじで。でも、まず読み終えて言える事は、これだけの長編やのに無駄なところが1つとして無い!!行動・人物・建物・持ち物...全てが、ラストに繋がるように展開されているとは正直驚かされた。完璧な構想です。

そして、とてもただのミステリー小説とは言えない「もやもや・悲しみ・孤独感・切なさ」が読み終えた後にどんどん襲ってきます。読み終えた瞬間に、こんなにこんなに分厚いのに、また最初から読み直したくなる不思議な魔力を持った小説だと思う。読めば読むほど、発見があるスルメな一冊だと思う。