子供の頃に読むとトラウマになる漫画として絶対に名が挙がるこの作品。前から探してたんです。しかし最近は楳図さんの本をきっちり置いてる本屋が少ないね。がっかりだよ。何件か回ってやっと全巻あったよ。２巻・３巻はあるのに１巻だけない本屋とか「今すぐ取り寄せろい！」なんて言いたくなる程。腹が立ちます。言わないけどさ。で、一気に全巻まとめて読んだよ。途中何度も、休憩してしまったけどね。精神的にぐらぐらがたがたさせられてしまった。瞬間的な画の怖さとかではなくて、後からぞくぞく怖くなってくるタイプの怖さ。こういうのが１番困る。だって夜怖いじゃん！！しかし、ラストは泣けたなあ。本当に。個人的に盲腸の章は「
おぐぇ」となってしまった。本気で漫画にぐええときたのは初めてかもしれない。その部分を電車で読んでたからかもしれないけど。人間の怖さ、現在の生活、そして親の有難さをひしひしと考えさせられた名作、いや迷作です。
