High and dry (はつ恋)

High and dry (はつ恋)

よしもとばななさんの本は好きだ。その中でも、この本はところどころにある絵も可愛いし、淡い甘酸っぱい感じのストーリーが大好きだ。細かで繊細な心理描写が読んでいて、こそばくなる。「かみしめなくては。この瞬間を大事にして。」「『バカ、バカバカ!男ってほんとうにバカ!自己満足!』私はそう言った。くやしくて涙まで出てきた。私のしたいことはそんなことではないのに、どうして分からないんだろう、と。」「ちょっとずつ、ふたりは歩み寄っていく。仲良くなっていく。」「最高だ、初恋をして、その相手にも誰よりも自分を好きになってもった瞬間だ。・・・・時間よ止まれ、もうこれ以上絶対に進まないで!」