あしたはうんと遠くへいこう (角川文庫)

あしたはうんと遠くへいこう (角川文庫)

角田光代さんの小説を読むのがこの作品が初めて。よっぽどそこらへんの甘ったるい少女マンガよりリアルやと思った。これこそが現実の恋愛を上手く描いている作品なのではと思う。主人公のめちゃくちゃな行動や同じ失敗を繰り返してしまうところなどにイライラしたり、うんざりしつつも残念ながら主人公の気持ちがなんとなく分かる気がした。